時の話題 「女性活躍する社会」

 男性だけでなく女性が活躍する時代になったことを如実に実感している。大臣はもとより国や道の出先機関にもトップが多くなり、稚内市でもこの数年、女性が部長職に就任しており、いわゆる男社会に風穴を明けつつあるようである。
 個人的感想を述べさせてもらえば良いことなのは間違いない。
 日本の歴史を振り返ると邪馬台国の卑弥呼や推古天皇のよう女性が為政者になったことはあるが、北条政子、北の政所のよう内助の功で夫(男)を支える役回りが多く陰の存在でいたものだが、男が社会で大暴れできるのは妻の力が多分にあるとしても社会の中では高位の役職を得る女性は僅かであった。
 稚内でもハローワーク稚内、旭川地方法務局稚内支局のトップに女性が就き、過日、小社に着任あいさつに見えた時に「稚内でも女性の方のトップが増えております」と余計な話をし失礼したものであった。
 ここに来てトップに就任したということは30数年前の振り出しの時から芽が育ってきたということであり、日本社会が変わってきたことを実感する。
 女性社長も過去も入れ何人かおり、その遣り手ぶりには男性も感服している。共通しているのは度胸が良いということであろうか。小社の取締役をしていた大浦秀子さん(故人・大浦漁業社長)はその典型だった。
 女性には男性には無い感性がある。内助の功自体が男からして女性の優位性を認めたものである。
 女性独特の感性と母親のよう包み込むような優しさが今、社会に必要とされている。

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