五月人形展示する頃に 旧瀬戸邸 今月から夏季開館
今月から夏季開館中の旧瀬戸邸に、豪華な五月人形が飾られ、来邸者を出迎えている。
底曳き網漁業関係の物を中心に100点余りの展示物がある中、玄関入って右側の1階の大広間には、市民から寄贈されたものや瀬戸家に昔からある年代物の五月人形が大小4体が飾られている。
2階の和室「二連の間」には底曳き網漁が盛んだった昭和30年~50年代に活躍したオッター船をモデルにした模型の漁船などもあり訪れた旅行者が邸内を隅々まで回り、稚内の漁業の歴史に触れている。
昨シーズンはコロナが明けたことから外国人観光客の利用が前年に比べ11倍の123人を数えた。外国人は邸内の和室や古い建築構造など日本の和文化を好み10日には台湾から観光客が訪れていた。
4月からスタッフに加わった会計年度任用職員の鎌田ゆかりさんは「稚内の事を勉強して観光客に稚内の魅力を伝えていきたい」と話していた。