ハクチョウの給餌始まる 氷融けず飛来少なく

 渡り鳥が少しずつ増えてきた大沼で、ハクチョウの給餌が始まった。
 水門近くでハクチョウの先発隊3羽が確認された3月6日以降、沼の氷割りが行われ、開放面が徐々に広がっているものの、沼の半分ほどが未だ氷に覆われているためか、今年はハクチョウ飛来数は増えず、5日午前中には30羽ほどがバードハウス近くで羽根を休めていた。雪融けが進み芝生が出てきた周辺の牧草地で休息する群れもいる。
 沼の環境に慣れた群れはバードハウス前まで近づくようになり、スタッフがエサをあげると「クォークォー」と鳴き、沼は賑やかになる。給餌する様子を見ていた札幌からの旅行者は「可愛らしい」と話していた。