動物救命救急協から表彰 稚内消防署員 2月の火事で犬3頭救出
2月にあった建物火災で犬3頭を救助したとして稚内消防署警防第2課に所属する消防隊員が、日本国際動物救命救急協会(東京)から表彰された。
去る2月12日、緑5の塗装会社の事務所が全焼した建物火災で鎮火までの1時間14分の間、消火作業用中に建物内に残っていた犬3頭を第2課の森本勢主任ら15人が迅速な判断で救助した。
2日午後、稚内消防庁舎で行われた表彰式で稚内消防本部の本川宏樹消防長から表彰状と記念品が岩出秀則消防署長と森本主任に手渡された。
日本国際動物救命救急協会の代表理事から「犬3頭を迅速かつ的確に救出された救命行為は大変な喜びであり、消防の誇りでもあります」などと称えられたことに、現場で指揮をとった森本主任は「現場に着いた時は火の勢いが強く放水作業しながら火が弱くなった建物の中に入った時うずくまっていた犬が微かに耳を動かしたので急いで助けました。無事、助かって良かった」と生々しい救出劇について語っていた。