前浜でノナ漁きょう解禁 水温低く漁いまいち

 稚内の前浜で1日、ノナ(キタムラサキウニ)漁が解禁され、数隻の磯船が出漁し初水揚げした。
 西風が強まった1日波が高かった恵比須~西浜までは漁ができず比較的に波が弱かった宝来などの前浜で漁師たちは船を巧みに操りながら箱眼鏡で覗いては長いタモ網でノナを採取していた。
 海に雪融け水が流れ込んでいるため海水が濁り海中の視界が悪く漁模様はイマイチだったようで、午前8時過ぎに漁を切り上げた漁師は「サイズが小さいのが多く海が濁ってよく見えず、きょうは一篭獲るのがやっとだった」と渋い表情をし、別の漁師は「未だ海水温も低いので、漁が本格的に始まるのは5月のGW明けからではないか」と話していた。