時の話題 「新年度入り」

 きょうから新年度。新たな人生の一歩が始まる。フレッシュマンの一方、退職した方々もおられようが、希望を持ち長い人生を歩んでもらいたい。
 長い人生なのだから一喜一憂していられないと理屈を述べても試験に合格すれば嬉しいし、落ちれば悲しい。筆者が若かりし頃は高校や大学の合否によって人生は変わり、その変化はある意味、劇的なところがあった。筆者が知る同級生は公立高校不合格になったことで引きこもりに近い状態になった。
 何の苦悩もなく希望に満ちていると信じても何が起きるか分からないのが人生である。紆余曲折を経て地位を獲得した人もいるだろうし逆に先ほどの知人ではないが、気概を喪失してしまった人もいるであろう。
 このように様々な喜怒哀楽を持った人々の集合体が地球であり日本であり北海道であり稚内である。
 集合体として人々の不満など解消に努めるのが政治なのであろうが、どうも成功者が多く弱い立場の人達への配慮が足りない。
 様々な課題がある中新年度がスタートしたわけだが、自民党の体たらく、否、政治家の力不足には目を覆うばかりで、「この先どうなるかいな」との不安ばかり先立つ。
 その話を稚内に翻れると良くても悪くても安定した市政を司どってきた工藤市長の任期もあと3年で終える。
年齢的に次期市長選に立候補することはなかろうと推察されるも誰が当選しようと安定感ある政治は難しかろう。山積する懸案を解決しなければならない工藤市政にレームダックは有り得ない。