先週のことども

 先週の話題と言えば大リーガー大谷翔平選手の通訳のギャンブルにはまった末の巨額横領(?)事件と、大相撲春場所での幕尻尊富士の1914年以来の新入幕力士の幕内優勝であろう。残念ながら国民に愛想尽かしされた政治は話題にさえならない。
 尊関の不屈の闘志は感動ものだった。千秋楽前日の朝乃山との取組で足首にケガをし出場さえ危ぶまれていたのに豪の山との一戦は天運が彼に降り注いだかのように圧巻かつ感動的な勝ち星をあげ賜杯を手にした。
 千秋楽のNHKテレビ解説をしていた師匠の伊勢ヶ濱親方(元横綱旭富士)によると、ケガをしたあとの夜、尊関は親方の許を訪れ「どうしても出たい」と懇願したと言う。「歴史的な一戦を前に出場しなければ後悔する」と師匠として認めたことを披瀝していたが、その後の報道によると部屋の横綱照ノ富士にも「お前なら(出場し優勝)できる」と背中を押されていたとのことだ。
 尊関の不屈の魂が歴史的な優勝を引き寄せ親方、横綱の決断も後押ししたのだろうが、筆者思うに先場所の十両優勝で幕尻17枚目とはいえ入幕させた協会の決断が隠れた尊関Vの要因でなかったか。
 110年前に優勝した両国はその後、関脇まで番付上げるも大関は叶わなかった。今の角界で小兵の中に入ると論じても大袈裟とは言えない尊関の出世を願っている。
 尊関の事を書き過ぎ原稿枚数がなくなったが大谷の通訳氏の不祥事での6億8千万円もの送金に不審な点あり、大谷への波及も免れないのではないのか。