命の言霊展開催 小林百炎さん 図書館、キタカラで30日まで
墨絵詩書家で旭川在住の小林百炎さん(54)による「命の言霊展」が、17日から市立図書館とキタカラで開かれている。
350年以上の歴史がある世界最古の国際公募展ル・サロン展、前衛的アートを探求する国際絵画コンクールサロン・ド・トンヌ展で入選した実績がある百炎さんの作品展。稚内では3回目の開催となる。
白虎、玄武など中国神話の四神を縦180㌢、横80㌢の紙に描いた掛け軸11作品、幼少期の記憶や思い出、日々の生活で浮かんだ言葉など絵とともにメッセージを添えた80作品のほか、妹の紀子さんが優しいタッチで描いた20作品も合わせて展示されている。
完成に3〜4か月はかかるという迫力ある掛け軸作品や「へこんでもいいじゃがいもはへこんだところ芽がのびる」など何かに苦しんでいる人の心に少しでも染み渡るようなメッセージ性を込めた作品が見る人の心に響いている。
百炎さんは「コロナの大変な時期を乗り越え、幸せに過ごすためにも作品から何か感じとってもらえたら」と話していた。
キタカラでも100作品以上が展示されている。両会場とも30日まで。