悠久の時を過ごす 太極拳の集い 5年ぶりに開催 50人参加

 第21回市民太極拳の集いが17日、市体育館で開かれ、参加者が悠久の世界に浸っていた。
 稚内太極拳協会が市民への健康増進のため20年以上前から開催しており、コロナ禍だった昨年までの4年間は中止され、5年ぶりに開かれた集いには稚内豊富などから愛好者50人余りが参加した。
 指導員の資格を持つ会員の手本を見て体を動かし、グループに分かれた練習では会員から「体全体の力を抜いて」などとアドバイスを受けながら参加者はゆったりとした動作で前後左右に移動しながら2時間ほど汗を流した。
 太極拳歴26年になる協会の葛西勉会長(91)は「5年ぶりの開催で沢山の方が参加して頂いて嬉しく思います」と語り、西川律子理事長は「会員は70人ほどいますが、8月上旬には朝の太極拳の集い時期を見て初心者教室を開き、太極拳の魅力を広めていきたい」と話していた。
 午後には交流大会があり、愛好4団体が参加し日頃の練習の成果を披露した。