故岡本氏遺族に特旨叙位伝達 市議5期20年務める

 去る昨年12月14日に亡くなり内閣総理大臣から特旨叙位(正六位)の栄に欲した故岡本亀美氏の遺族への伝達式が15日午後に行われた。
 1959年の28歳の時に稚内市市議選に初当選した岡本氏は、48歳まで5期20年間、重職を務め、任期最後の3年間は議長を担った。地方自治の発展に貢献したとして、2004年に秋の叙勲で旭日双光章を受章している。
 工藤市長から伝達され懇談後、長男で市議の岡本雄輔さん(57)は父親が初当選した時議員定数32人に対し49人が立候補していたことなどを振り返り「親父が議員になってからは自宅に議員仲間や地域の人たちが出入りし私が子どもの頃はゆっくり遊んでもらった記憶はなかったものの、地域のために仕事熱心だった」と思い出話を語り、今回の受章に「93歳までの間、色々な人と出会い議員として20年間、交通安全協会の役員など多くの活動が今回の受章に繋がったと思っています。支えて頂いた皆さんに感謝したい気持ちでいっぱいです」と述べていた。