コロナ明け合宿盛んに 日本女子体育大バスケ部 充実した練習環境に感謝

 関東大学リーグなどで活躍し今月6日から稚内入りしていた日本女子体育大バスケットボール部が12日午前中で稚内合宿を終えた。佐々木直基監督は「朝から夜まで練習に集中できる環境で合宿が出来た。4月からのスタートに内容がある練習になった」などと総括した。
 昨年12月の大会で4年生が引退し、今年4月から新入生を迎える前に、在籍する1年~3年生60人のチーム力強化するため2019年以来5年ぶりに稚内合宿となった日大女子バスケットボール部は稚内入り後は総合体育館で朝早く午前6時半から休憩などを挟み午後9時まで体力作りや戦術、ポジションに応じた個々の能力向上めざし練習してきた。
 9日には40人が東京に戻り、残った主力の20人は10日以降、紅白戦など練習試合を行った。
 17年から3年連続し行った稚内合宿だが20年~23年の間、コロナ禍で中断したものの、今回は稚内スポーツ協会との縁と学生からの希望もあり5年ぶりに稚内で合宿を行うことになったという佐々木監督は「向こうの体育館だと1日、練習するのに場所を借りられる所は少ない。稚内は練習に集中できる環境にありチームとしても有難い」と話していた。
 練習だけでなく、みどりスポーツパークでカーリングも体験し、3年生は「カーリングは楽しかった」と語り、稚内の印象について「合宿中は天候も良かった。宿泊した自然の家では食事に稚内のホッケ焼きを出してもらい美味しかったです」と話していた。
 今月26日~29日には軽井沢中学カーリング部が合宿に入る。稚内スポーツ協会によるとコロナ禍だった20年~23年も道内外から20~30団体が稚内合宿をしており、佐々木則幸事務局長は「毎年5月にかけて各地に合宿誘致のため宣伝活動をしている。夏は涼しいことなどをPRし、誘致に繋げていきたい」と話していた。