時の話題 「もしトラ」
今年11月5日に執行される米大統領選の民主、共和両党の予備選が行われており15州で予備選が行われた共和党のスーパーチューズデーで前大統領のトランプ氏が圧勝した。唯一人、対抗してきた元国連大使のヘイリー氏は予備選からの撤退を表明。もしトランプ氏が大統領になったらという〝もしトラ〟が現実味を帯びてきた。
前回の大統領選後、議会に支持者が雪崩れ込むなどする罪など裁判沙汰を5件抱えているもののトランプ氏の勢いは保守層を地盤とする共和党に変革をもたらしており、日和見な所属議員たちを陣営に囲い込んでいる。
片や民主党は現職のバイデン大統領が再選を目論むも81歳という高齢もあり、現段階では苦戦している。トランプ氏も77歳なので爺同士の一騎打ちの感はするも、一部政治筋の話では元大統領のオバマ氏のミシェル夫人が立候補するのでは―との憶測も流れているようだ。
高齢だからといって全てを否定するものではないが、バイデン大統領の記憶力など思考力欠如は「大丈夫かいな」と懸念されており片やトランプ氏が返り咲いたら世界は一体全体どうなることやらと憂慮はもちろんある。
第一次大戦以降、世界の盟主国となった米国だが、第二次大戦後暫くは兎も角、オバマ大統領以降の世界全体への関与は薄れておりその趨勢下で8年前にトランプ氏が大統領になった。
ミシェル夫人のほかケネディ大統領の弟ロバート氏の子息が民主共和党以外の第三勢力から立候補しようとする動きもある。すんなり行かぬ事もあるか。