稚内公園コースに手応え 嶋崎さん、モシリパの武重さんと下見

 稚内、豊富などで自然ガイドとして活躍するポラリス・ネイチャーガイズ&コンサルタンツ代表の嶋崎暁啓さん(41)が来冬、新たなスノーシューコースに加える予定の稚内公園を試験的に歩いてみた。約4㌔を散策し「稚内公園は駅などからの交通アクセスが良く冬観光で来る旅行者には需要があるはず」と手応えを感じている。
 2月1日~29日までの宗谷ふれあい公園スノーランドのアクティビティ(行動)のスノーシューガイド付きツアーの今季の仕事を終えた嶋崎さんは、ゲストハウス・モシリパ(中央2)女将・武重美亜さんと来冬のコースの候補地として、北門神社をスタート地点に公園道路を上がり、百年記念塔下を折り返すコースを2時間ほど歩いた。
 100人以上が参加したふれあい公園周辺でのスノーシュー体験は高台から見る大沼などの風景が好評だった一方、バスがあるとはいえ交通の便が悪いのが課題だった。稚内公園をコースにした場合は稚内駅、キタカラ前のバスターミナルが近いことで旅行者が参加しやすくなりポイントとした嶋崎さんは「最初に北門神社を参拝してからスタートし記念塔下から見る市街地も絶景で、面白いコースだと思う。これから見直す部分は修正し来冬には商品化したい」と張り切っていた。
 同行した武重さんは宿泊業という目線で旅行者にアクティビティを紹介するため嶋崎さんと一緒に歩いた。5年以上前にオープンしたモシリパは4月~10月末まで営業し冬はこれまで営業していなかった。来冬から冬営業も視野に入れ、宿泊と嶋崎さんのスノーシューとの体験セットを考え「嶋崎さんと協力し旅行者が楽しめるようなことを提供できれば」と話していた。(武田誠司)