茶など伝統文化体験 おもてなし実行委 旧瀬戸邸で桃の節句イベント
稚内和服でおもてなし実行委員会による上巳の節句(桃の節句)のイベントが3日、旧瀬戸邸であり、親子連れの市民が日本の伝統文化に触れた。
日本で古くから伝わる五節句を学ぶ機会として、昨年6月(七夕イベント)以来8カ月ぶりとなる同実行委員会主催のイベントで午前の部に参加した主婦ら7人は平安時代から伝わる昔遊びなどを楽しんだあと、茶室で宗徧流正伝庵の長谷川宗敏先生らが点てたお茶を一服するなど日本文化に触れた。
午後の部は3歳~10歳までの子どもと親子8組20人余りが参加し写真館「おひめさまごっこ」が催された。竹内ひとみさんから着物を着せてもらった子どもたちは、特設コーナーでお内裏様とお雛様の〝人間雛〟となったり、邸内を見学し和室や1階に飾ってあるひな人形の前などで写真撮影を楽しんでいた。
父母と一緒に参加した10歳と6歳の兄妹は「とても楽しかったです」と笑顔を見せ、母親は「家族の良い思い出になりました」と喜んでいた。
竹内さんは「時代と共に現代風に変わっていく文化もありますが、子どもたちには日本の素晴らしい文化をこれからも伝えていきたい」と話していた。