天晴れ卒業生5人 稚高 検定、剣道、看護勉強に精励

 全国商業高校協会主催の検定試験(全商試験)で、稚高商業科卒業生の浅井拓磨君、土川咲心さんの2人が3種目以上で1級に合格した。2人は「一生懸命、勉強してきたので成果が出て良かった。将来は検定を活かせる仕事がしたい」と胸を張った。
 検定試験は情報処理や簿記、ビジネス計算、ビジネス文書、英語など9種目あり、生徒が授業で選択している教科や在学中に好きな検定を選んで受験した。
 電卓や簿記、ビジネス文書、情報処理ビジネス、商業経済の最多5種目で合格した浅井君は「授業をしっかり聞いて検定に合格できました。札幌の大学に進学するので、商業科で学んだ簿記などを活かせる仕事がしたい」簿記、情報処理、商業経済の3種目に合格した土川さんは「苦手な簿記は難しい計算などありましたが、苦手なだけに力を入れて頑張りした。進学し将来は医療系の仕事につきたいので、頑張って勉強して行きたい」と話していた。
 卒業式・修了式での表彰で、剣道の全道大会に何度も出場したことで特別表彰を受賞した普通科卒業生の熊谷愛唯さんは「3年間で高体連、新人戦で全道に5回出場することができました。将来は看護の仕事がしたい」。
 専攻科修了生として全国看護高等学校長協会賞の佐々木愛梨さんは「市立稚内病院に就職し稚内の医療のために頑張りたい」。産業教育振興中央会長賞の西川優凪さんは「助産師の免許を取り、将来は稚内のために働きたい」と将来に向け目を輝やかせていた。