週末雑感

 1月22~25日までの大荒れ天候以降、稚内は40日以上も穏やかな天候が続くも週末にかけ吹雪模様の天候になるようだ。一旦落ち着き春に向かう中にあっての荒天はきついものがあるも春に近づいているのは間違いなく5日は虫も蠢動する啓蟄である。
 天気予報によると帯広など十勝方面で降雪の日が多く気圧配置が西高東低から変わりつつあり春が間近くなったという思いはある。
 元日早々の能登半島大地震から2カ月経ち突端の珠洲ばかりでなく輪島などでの復旧の遅れが憂慮されるも「永田町」という日本の政治を司る世界での深刻さがまるでない状況には開いた口が塞がらない。
 「倫理」という言葉が似合わない衆院で政治倫理審査会(政倫審)なる集まりが2日間開かれるも茶番の域を出ないのは嘆かわしいことである。松本なんとかの〝性倫審〟ならまだしも日本の政界で大物と言われる政治家の倫理観を問い質すということに、この国の政治レベルの低さを見る思いがする。
 だいたい女性の下着泥棒が前職とはいえ国会対策委員長を務め旧安倍派の事務総長に平気の平左で就くなんていうのは尋常な人事ではない。性倫審査会を先ずやったらどうなのかね。
 岸田総理は派閥解散表明に続き自ら政倫審に臨み事実を語ったが、パフォーマンス好きの岸田氏の魂胆は見抜かれており、今の自民党への期待は軽石ほどに軽く小さい。
 この事態、どうなることやら。阿呆に付ける薬ないと言うが、国民を代表する政治家なのが悩ましい。