万感の思いで巣立つ 稚高、大谷高 263人 次なるステージへ

きょう行われた稚高の卒業式

きょうあった大谷高の卒業式

 稚内、大谷両高校で1日、卒業式が行われ、263人(男125)が思い出の詰まった学舎を万感の思いで巣立った。
 稚高の第76回普通科・商業科・衛生看護科卒業式並びに第30回専攻科看護科修了式は父母や来賓らが見守るなか行われ、普通科108人(男56)、商業科20人(男16)、看護科25人(男1)、専攻科看護科35人(男3)が会場に入場した。
 担任教諭から卒業生の名前が呼ばれ、各クラスの代表生徒に卒業証書、修了生に修了証書を手渡した矢橋佳之校長は「これからは夫々の選んだ道を自らの足で切り開いていかなければなりません。時には壁にぶつかることもありますが、諦めないで今を耐えなければ未来は変わりません。私たちはいつまでも皆さんの応援団です」などと式辞、熊谷智明PTA会長が祝辞を述べた。在校生の送辞に対し卒業生を代表し八重樫諒也君、修了生代表し佐々木愛梨さんが答辞を述べた。
 被表彰者次の通り。
 ▽産業教育振興中央会長賞 西川優凪、浅井拓磨▽全国看護高等学校長協会賞 佐々木愛梨▽全国商業高等学校協会卒業生成績優秀者表彰 三浦未沙斗▽稚内商工会議所会頭賞 土川咲心▽普通科特別表彰 熊谷愛唯。
 午後5時半から行われる定時制卒業式では4年生の卒業生はおらず、3年生で卒業資格を得た4人(男2)が卒業する。
 大谷高の第58回卒業式では75人(男49)が学び舎に別れを告げた。
 父母や来賓に見守られ入場した生徒たちは供花、焼香など行ったあと、平岡校長から卒業証書を授与された。
 平岡校長は「3年間、学業や人間的にも自分づくりに励んでくれたことを嬉しく思います。この先は挫折を経験すると思いますが学校で培った力を発揮して欲しい」などと式辞を述べ、吉田幸麿稚内大谷学園理事長が「これから色々な困難があると思いますが、学んできた校訓を大切に歩みを進めて欲しい」と挨拶。続いて真宗大谷派の加田岡克哉教務所主計、工藤市長、中田麻美PTA会長が祝辞を述べた。
 中田朱俐会長の送辞に対し、髙橋桜太さんが答辞を述べた。
 被表彰者次の通り。
 ▽真宗大谷派本山賞 吉岡悠聖▽校長賞 木戸真比奈▽市長賞 齋藤いちか▽私中高連会長賞 虎谷龍之介▽皆勤賞 虎野礼央那、三国真斗。