時の話題 「あすから3月」

 きょうで2月も終わりだ。あすは高校の卒業式がある。冬将軍が遠ざかり春がひたひたとやって来ている。
 能登半島地震から2カ月経ち復旧に向けて歩み出してはいるが、半島突端の珠洲市は老朽化した家屋が多く再建への道は遠い。輪島など他の市町も同じ様である。
 地震国日本にあって地震はいつ起きても不思議でない。裏金問題の対処でお忙しい政府は家屋など倒壊の手当を600万円にするとか金銭的な事を言い放っているが、それより前に着服した裏金に課税するのが先決事項だろう。岸田総理の鶴の一声で政治倫理審査会(政倫審)は公開し開催されることになったが先が思いやられる。  
 来たる衆・参院選挙での国民の良識ある投票が望まれる。
 昨日朝のNHKニュースのトップは大リーガー大谷翔平のホームランであった。オープン戦とはいえ血湧き肉躍る大谷の活躍だけが楽しみとは情けない話である。
 スポーツ好きなので大谷の活躍を報道するのは悪くはないが、天下のNHKである未だ報道することがあると思うが如何か。
 卒業式と言えば筆者の孫娘も臨む。祖父だもの赤ん坊の時からよくよく知っているとはいえ、我が年を振り返る前に年月の速さにただたじろぐばかりだ。そうしてこうして孫らが成長するのと比例し我々世代のその日が近くなる。
 新生児がこれまでで最も少なく少子化の進行にうるさい程の鐘を鳴らすが、このようになる事態になることは分かっていたことであり、政治家と官僚の不作為は厳罰ものだ。