時の話題 「危険ラインに」

 毎日新聞による直近の政党支持率で自民党と立憲民主党が16%で並んだ。1月の調査に比べ自民党が7㌽落ち立民党が逆に7㌽上がったことからの拮抗で自民党のキックバック問題、文科大臣の旧統一教会の関係が響いているようだ。要は自民党が墓穴を掘ったからであり立民党が積極的な評価を受けたわけではない話である。
 元々の自民党支持者も呆れるほどの体たらくに野党は勢い付く格好だが、4月の衆院補選の東京15区では夫々の党が候補者を立てるようなので票がばらけ自民党を利することになる。現実を直視できない阿呆な連中だ。
 党の支持率だけでなく当然、内閣の支持率も集計しており14%まで落ちてしまった。旧民主党の菅内閣と同じ最低支持率となり早晩総裁、総理交代が現実味を帯びてこよう。
 その際の一番手は石破茂氏で他議員を大きく離しているが、どうなることやら。
 岸田総理はアドバルーンを上げる時は勢いがあるのだが時間の経過と共に空気が抜け萎んで行く傾向がある。性格もあるのだろうが小泉純一郎氏や安倍晋三氏のようはったりの効かせ方が下手で国のトップとしては物足りない。思うにギャンブルは好きでなくやらないのであろう。
 真面目さは人のファクターとして最も重要な要素と思料するも、それよりも大事なのは迅速な決断力だ。少々癖があっても国の将来に対し動じない確固たる意思がなければならず、そういう意味合いで一番必要な要素が欠落しているようには見える。自身の才を越えた仕事を全うするには誠実であることだ。

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