時の話題 「バレンタイン考」

 昨14日は聖バレンタインデーであった。曰く女性から男性に告白する日としてチョコレートを贈るのだが、妻は勿論、女性社員からもチョコは贈られず淋しい思いをしている。
 と書くと女性に持てない初老の憐れな男との印象を持たれるが、若いうちは兎も角、あと9カ月で古希(70歳)を迎えようという身にとって戯言であり、一番の願い事は家族と会社の安寧である。
 人口減と共に1万3千部ほどあったプレス紙部数は今、半分近くまで減ってしまい、部数に比例し以前は多く載った広告が減り、4年ほど前から始めたチラシの折り込みによってどうにかこうにか凌いでいる状況にある。
 他の民間会社も同じような状況にあるだろうし、今後、3万人割り2万5千人も割る事態が生じればほとんどの事業が厳しい経営を余儀なくされるのは必定となろう。
 その民間の窮状を尻目に官庁はのうのうとしているのが読み取られ、将来はどうなるのやらと嘆息せざるを得ない。
 公務員諸君は自分たちの優位性を前面に出さず一見、謙虚さを装っているが、人間というのは馬鹿な動物でないので民間会社の劣後性は重々承知しておりそこにギャップ、言い換えれば格差なるものが存在する。
 工藤市長のように市役所の事を知り尽くしている人は安定期にはいいが、将来の稚内を考える時、安定感だけではこの先市長は務められず民間から登場願うのも一つの手段ではないのかと思うがいかがか。
 買物に行き幼児を連れた若い夫婦を見ると刹那だが安心する。