ジェイコブさん着任 地域おこし協力隊 「大好きな稚内をPR」

 稚内市の地域おこし協力隊として着任した アメリカ人でALT(外国語指導助手)をしていたイグレシアス・ジェイコブ・ザッカリーさん(26)は「大好きな稚内の魅力を国内外に広めたい」などと抱負を語った。
 2019年夏から昨年夏までの3年間、稚内の小中学校でALTとして活躍したジェイコブさんは退職後の昨年10月、米国テキサス州から旅行で稚内を訪れた際、地域おこし協力隊に興味を持ち、人との繋がりが深く自然豊かな稚内を多くの人に知ってもらいたとの思いから協力隊に応募し採用された。
 稚内市(観光交流課)に配属され、主に海外へ向けての情報発信、新たな観光メニューの企画・運営などに携わる。任期は3年間。
 活動を開始した14日、辞令交付した川野副市長は「ALTとは違った部分で頑張って頂きたい。ジェイコブさんらしい事をやって活躍してほしい」と激励した。
 1月末に稚内入りしたジェイコブさんは「観光に携わる仕事になりますので、自分でアイディアを出し新しいイベントなどを通じて稚内の魅力を多くの人に伝えていきたい」と語り、趣味はスケボーやスノーボードのほか、キャンプで「一度アメリカに戻って車の国際免許を取得しました。稚内で車を買ってキャンピングカーみたく改造し、各地をキャンプで回るのを楽しみにしています」と笑顔を見せた。