札幌市、北電と協定締結　稚内市　余剰電力を札幌に供給

　稚内市は１４日、札幌市と北海電力との再生可能エネルギーの利用促進に向けた連携協定を締結した。工藤市長は「本市の強みである再生可能エネルギーを最大限に活用した再生エネルギーの地産地消を推進しゼロカーボン北海道の実現に貢献していきたい」などと力強く語った。
　今回の協定は稚内で活用しきれない風力発電の電力余剰分を札幌に供給することで需要を確保し、再エネ発電の持続的な発展を目指すもので、再エネの利用促進に関して自治体間で協定を締結したのは道内で初めてになる。
　札幌市で行われた締結式には工藤市長、秋元克広札幌市長、北電の齋藤晋社長が出席し協定書にサインを交わした。締結後、工藤市長は「再エネの利活用を進めている札幌市にとって、本市が協定第１号ということは大変喜ばしく感じています。札幌市に余剰電力を供給することで本市の再エネ活用が図られゼロカーボンに貢献できる。本市の再エネの地産地消を推進し脱炭素化などで地域経済の活性化、持続可能なまちづくり繋げていきたい」などと挨拶した。