提携し30周年祝う 石垣職労来市し絆深める

 自治労稚内市組合との友好30周年を記念し来市した沖縄県石垣市の自治労石垣市職員労働組合のメンバーや家族ら50人が2日午後、市内観光を満喫し夜は組合提携30周年記念式典・祝賀会に出席し職員同士友好の絆を更に深めた。
 両労組は最北端の稚内、最南端の石垣市という縁で、1994年に友好組合提携を交わわし職員間交流や互いの街のイベントに参加したりするなど交流を続けてきた。
 飛行機を乗り継ぎJRで稚内入りした石垣市の一行は2日午後2時過ぎ、旧瀬戸邸を見学。施設スタッフから説明を聞きながら邸内を30分ほど見て回り、家族連れらは外で雪を触るなどをして稚内の冬を楽しんでいた。
 石垣市の気温25度に対し2日の稚内は氷点下9度まで下がった。12年ぶり3回目の稚内だという男性(52)は「耳がとれそうなぐらい寒いですが、稚内の人たちに会うのを楽しみにしていました」と話していた。
 水族館や稚内駅などを見学後、夜に大黒ビルで開かれた記念式で稚内の関係者合わせて80人余りが出席した中稚内の田中寿貴中央執行委員長が「30年という長い年月、先輩方が大事に紡いできた絆を今後も途絶えることなく継承し、石垣市職労との友好関係さらに発展するよう尽力したい」などと挨拶した。
 式典後、祝賀会の余興で石垣市の人たちが郷土舞踊「鷲ぬ鳥」を稚内市のおもてなしの心に感謝を込めて踊った。
 一行は3日、宗谷ふれあい公園スノーランドやカーリングなど体験した。4日に札幌から空路石垣に戻る。