過去2番目の輸入額 昨一年間の稚内港貿易実績
稚内税関支署は、昨一年間の稚内港外国貿易概況をまとめた。貿易総額は、風車関連の輸入があったことで197億100万円と前年を8・1%の14億7400万円上回った。
輸出は2億7800万円(前年対比76・4%減)輸入194億2200万円(同13・9%増)の総額197億100万円。輸入は2年連続で減少し、輸出は5年連続で増加。輸出入総額は5年連続で増加した。
輸入は統計が始まった1988年以降、2番目の金額だった。
輸出は冷凍ホタテなど魚介類2億6100万円(同63・2%減)再輸出品1700万円(同96・1%減)、プラスチック製品100万円(同67・1%増)
輸入は中国から風車関連の電気製品124億3100万円(同14・9%増)、鉄鋼製品47億7300万円(同18・1%増)、ロシアから活ウニ1198㌧(同12・4%増)、金額14億6500万円(同9・2%増)。
外国船の入港は昨年より8隻少ない88隻。カニ船7隻、ウニ船68隻など。ロシア80隻。
宍戸稚内税関支署長は「魚介類の減少は中国による水産物の全面禁輸が影響している可能性が高い。風力関係は昨年より多かった」と話していた。