落語と三味線披露 みどり湯 小谷さんと奈良君出演

落語を披露する小谷史奈さん


三味線を披露する奈良海翔君


 最北の銭湯「みどり湯」で28日、落語と津軽三味線の演劇イベントがあり、訪れた常連客や家族連れらが出演2人の話芸と撥さばきを堪能した。
 銭湯が地域のコミュニティーの場になるよう沢山の人達に利用してほしいとの思いからみどり湯と稚内で演劇公演を催すプロジェクト「わっか演劇企画」を立ち上げた小谷史奈代表のコラボイベントとして開かれた「みどりのわっか演劇会」に集まった30人余りを前に、小谷代表が「初天神」という落語、将来はプロ三味線奏者を目指している東中3年生の奈良海翔君が「津軽じょんから節」など3曲を披露した。
 話の情景が頭に浮かぶような巧みな小谷さんの話芸、奈良君は三味線の特徴などを解説し「ソーラン節」演奏観客が手拍子して盛り上がりを見せた。迫力かつ美しい音色に常連客の男性は「銭湯での三味線、落語のイベントは面白い。またやってほしい」と話していた。
 小谷さんは「稚内は表現する場が少ないので、銭湯は色々な世代が集まり格好の場所となり私自身も楽しませて頂きました」、奈良君は「皆さん温かく演奏を聴いて頂き、ファミリー感がいっぱいの会場となり楽しかったです」と話していた。