稚内港で冬のカモ観察会 稀少種のシノリガモなど

望遠鏡で港内のカモを観察する参加者

 越冬のため飛来した野鳥などを見る冬のカモ観察会が27日、稚内港で開かれ、野鳥好きな人たちがバードウォッチングを楽しんだ。
 環境省稚内自然保護官事務所や日本野鳥の会道北支部が共催し開いたもので、利尻礼文サロベツ国立公園などで活動するパークボランティア会員ら10人余りが参加した。
 北洋埠頭、稚内機船市場前の第2副港などで双眼鏡を手に参加者は水辺で羽を休めていた稀少種のコオリガモやクロガモ、顔や体に白い線があるシノリガモなどを観察した。
 80代男性は「稚内港は冬のカモを見るには最適な場所。多くの人に知ってもらい、地域の自然の魅力が広がれば嬉しい」と話していた。