2代目は市職員 地域食堂ふらっと スタッフに感謝する日々

 地域の人たちが集まって食事をしながら交流する地域食堂ふらっとの2代目代表を担う岡田哲哉さん(39)=稚内市エネルギー対策課主査=は「子どもからお年寄りまで幅広い年齢の人たちが集う場所になったら嬉しい」と活動への思いを語る。
 初代代表の藤本英文さんが貧困など家庭の事情で満足に食事ができない子供たちの支援や、一人暮らししているお年寄りにも参加してもらうことで世代間交流する場になってほしいという思いで平成28年に開設したふらっとは、毎週土曜日、南・東地区活動拠点センターなどで月3回~4回程度開かれ、毎回30~50人余りが利用している。
 昨年春から藤本さんからバトンを引き継ぎ代表を1年近く務めている岡田さんは「会社や各種団体から食材の寄付などのお陰もあり、食堂は順調に運営されています」と支援に感謝。20日に東地区活動拠点センターで開かれ食堂の際50人余りの利用で地域のお年寄りや子どもらが一緒に食事する姿に「皆さんが美味しいそうに食事する姿を見ていつも嬉しく思います」と話していた。
 今後については「食堂を通じて色々な方と出会いがあることやメニューを考えていただいているボランティアスタッフに感謝しています。子どもを連れたお母さんが来ることもあり、子育て支援にもなっており、地域のコミュニティーの場としての食堂であり続けたい」と希望を燃やしていた。