時の話題 「変事此の頃」

 暴風雪も3日目(昨日まで)になると変に豪胆、言い換えれば負けじ魂がふつふつと湧いてくる。玄関の吹き溜った雪と車庫前に積もった雪を掻き出社する。誰かテレビで「北国の宿命」と言っていたが宜なりである。
 それにしても続く。良い事は続かないが、悪い事は続くも能登の被災地に比べると未だ未だ。大した事ではない。
 辰(龍)年で昇り龍になるような憶測あるも正月早々の能登半島地震、羽田空港でのJAL機と海保機の衝突炎上事故があり、その後も何かしら落ち着かない。
 自然災害なら致し方ないとある意味片付けられるが、滑走路上での衝突はタガが緩んでいるとしか言えず、肉親を殺すなど生臭い事件も絶えない。
 ふと原因は何なのかと考える時、即座に浮かぶのは政治の体たらくだ。日本共産党の「赤旗」で素っ破抜かれた自民党安倍派の政治資金パーティー券オーバー分の議員個々へのキックバック問題は、大学教授の告発により事件となり東京地検特捜部の捜査の結果、〝小者〟ばかり立件され肝心の松野博一前事務総長ら七人衆だか五人衆は立件できず、特捜部の汚点となった。
 政治家が腑甲斐ないと政治が乱れるのは歴史が物語っており、主役だった自民党を下野させねばならないところまで来ている。
 2世、3世の坊ちゃま・お嬢さん議員が政治を司るのは無理がある。東大出の官僚上がりの政治家も頭でっかちで生意気なだけで日本を変えようという青雲の志がない。
 天は弱い所を突いてくるものだ。