ギンナン草採り解禁 稚内漁協 厳冬期の風物詩始まる
稚内の前浜で、厳冬期の風物詩ギンナン草採りが始まった。
漁の解禁初日となった21日、朝の気温は氷点下10度近くまで下がる厳しい寒さの中、宝来~恵比須地区の前浜にはウェットスーツを着た20人余りの漁師が岸近くの浅瀬で、箱眼鏡を使って海中を覗きながら岩場などに生えているギンナン草を手際よく手で摘み取り篭に入れていた。
この日は沖の方がシケで海中が濁り、ほとんどの漁師は岸近くでギンナン草を採取していた。1時間ほどで漁を終えた漁師は「波があり、海中が見ずらくあまり量は取れなかった。これからに期待したい」とし、別の漁師は「稚内のギンナン草は美味しいので、沢山の人に食べてもらえば有難いです」と話していた。
ギンナン草採りは、状況を見ながら3月まで行われ、道内各地に出荷される。