連続し2倍超え 求人倍率 稚内職安11月 人手不足深刻化の証左
稚内職安は、11月の同所管内の雇用失業状況をまとめた。10月に続き求人が求職を倍も上回り雇用環境は好転するも〝笛吹けど踊らず〟かのように応募者が少なく人手不足は益々深刻化している。
それによると、新規101件(前年同月111)など月間有効求職者は522人(同593)。この一方、求人数は新規392人(同353)など1096人(同1105)で11月の有効求人倍率は2・10倍(同1・86)で、2・03倍だった10月に続き連続し2倍台になった。
11月の有効求人倍率は全道1・04倍、全国で1・20倍。稚内職安管内の高倍率は群を抜いている。
一般事務員0・63倍、軽作業員0・52倍と求職者が殺到する職業の一方、建築・測量技術者63倍、看護師・保健師など10・60倍、看護助手、歯科助手13倍、警備員11・75倍など10倍を超える職業もあり人手不足が深刻化しているようだ。
新規求職者は在職者30人(45歳以上18人・以下12人)▽離職者65人(以上39人・以下26人)▽無業者6人。
新規求人の産業別内訳は▽建設業78人(前年同月73)▽卸売業、小売業72人(同62)▽医療、福祉71人(同67)▽公務・その他49人(同35)▽運輸、郵便業34人(同27)▽製造業30人(同34)など。