稚内沖毛ガニ漁解禁 今月20日 越冬タラバ漁には59隻着業

 稚内沖の毛ガニ刺し網漁は、20日解禁される。
 宗谷総合振興局(水産課)によると、今年も稚内漁協の10隻が着業する。昨年の水揚げは、毛ガニとタラバガニ合わせ113・1㌧(前年89・8㌧)と、前年と比べ26%の23・2㌧上回った。
 昨年は1月30日に網入れし、初水揚げは2月7日。
 昨年12月15日に解禁されたオホーツク海の越冬タラバガニ漁は、すでに一部で網み入れが終わっており、1月9日に枝幸で6隻が初水揚げしている。本格的な漁は流氷が去った海明け後になる。
 今年は管内で59隻(枝幸21、頓別10、猿払村8、宗谷5、稚内15)が着業し、昨年は200・6㌧(前年138・5㌧)、金額7億4682万円(同3億6749円)。
 昨季は前年と比べ水揚げは45%の62・1㌧。金額は2倍の3億7933円上回った。
 漁期はともに5月末まで。