時の話題 「政治刷新本部」
政治資金パーティーのキックバック事件をめぐり自民党が政治刷新本部なる組織を立ち上げたのはいいが、報道によると刷新本部メンバーの中にもキックバックを受けていた議員が10人ほどいる由。更には40人ほどの委員の中に当の張本人の安倍派議員が10人おり、その中には前北海道知事の高橋はるみ参議もおり、全国紙記者の質問に「今は答えられない」と言ったとか。還流を受けたか否かの質問に答えたものだが「私も」と認めているようなもので〝はるみファン〟だった筆者は絶望的心境にある。「はるみよ、お前もか」の思いをしている。
この問題は政治資金規制法がザル法なのは勿論、政治家のカネに対する麻痺感覚が呼び起こしたものに違いない。事は大きくなったが、議員当人には違法だなんての意識はなくだからこそ手を染めたのであろう。
国の政治家劣化、ここまで来たのかと嘆かざるを得ない。
パーティー券還流は税金が出所ではないといえ議員個々のモラルが問われる。ノルマのオーバー分は自分のカネというばかりか中抜きしていたというのは良心に恥じないのか。
こんな腐り切った自民党の政治家に日本の政治を託しているとは情けなくて竜の穴に入る思いだ。
辰年には過去4回、総選挙(衆院選)が行われているが、政権与党が勝利した事がないと何かの本に書かれていた。今年もし総選挙があるとしたら同じ轍を踏むのでないか。だから岸田総理は今年は選挙せず、ほとぼりが醒めた来年、それも参院選とのダブル選挙を仕掛けてくるのでは。