時の話題 「過渡期のコロナ」
今、日本国中、コロナ禍が終息したと浮かれ気分のようだが、どっこい災禍は未だ続いており、1月4日に公表された昨年12月18日~24日までの1週間で確認された1医療機関当たりの感染者数の平均値は4・57人(前週4・15)と増えており都道府県別では北海道が10・69と唯一、10人台に乗っているのを御存知だろうか。
収束には向かっているものの、決して終息した訳でなく、実際のところは減るどころか増えている。年末年始の人の動きの活発化により更に増えることが予想される。
稚内保健所管内では増えたり減ったりを繰り返しており、実際、筆者の知人にも「感染した」と正直に語る人がいるのも事実だ。災禍真っ最中の頃には感染した事はおおっぴらに出来なかった空気があったものの、5類に引き下げられ普通の感染症になったことで人の秘匿感が和らぎ感染したことを公言するようになったようだ。
収束に向かっているとはいえ現実、感染者は少ないながら出ているので、手洗い、うがい、雑踏する場所でのマスク着用は励行し油断なく対処しなければなるまい。
感染した場合の後遺症に悩まされている人がいるやに聞くが、重症化を防ぐこともありワクチン接種は欠かせまい。そのワクチンだが、春からは一部有料になるので今年度3月中までの接種が負担かからず望ましい。
季節性インフルエンザ並みになったことで今までのよう満度の公的補助を受けれなくなるだけでなく感染しないよう注意しなければなかろう。しばらく続きそうなコロナ禍だ。