時の話題 「何かとお金がね」

 あすは「冬至」だが冬まっ盛りと言うより冬のとば口だろう。ただ7時でも薄暗かった陽がこの日を境に少しずつ長くなるのは悪いことではない。
 悪い事と言えば自民党の安倍派と二階派にガサ入り収支報告書など押収され会計責任者が東京地検特捜部の検事から根掘り葉掘り尋かれたようで、次の焦点は事務総長(国会議員)への聴取で鬼が出るか蛇が出るかだが、おそらく政治資金規正法違反は一寸足りとも認めないであろう。
 認めれば議員身分は剥奪され公民権も無くなり、この数年間選挙にも出られないからである。
 何故このように危ない橋を渡るのか。政治を司るのにカネがかかるからであり、家族が政治家の家は他の家とは違うとばかりに贅沢し散財することなど様々な理由があるのだろうか。
 他人から聞いた話だが、高給取りと見られる医者も家族の散財によって自らの小遣いがなく地方の病院へ出張医として赴くことがあり趣味や飲食、遊びに得た報酬を回しているのだという。
 人というのは報酬に合わした生活をするもので我々庶民は食品ひとつ買うのにも財布の中味と相談しなければならないが、高給取りの人の家族は食料品も衣服だけでなく住いも車も高級で、旅行だって一流ホテルに泊まることが多かろう。
 何を言いたいのかというと政治家という仕事だけでなく家庭も生活するのにカネがかかるということだ。
 年の瀬になると持つ者と持たざる者の差が歴然になる気がする。他人と比べないこと肝要になるのかな?