雑居ビルで防火訓練 オレンジ通りのソシアル、NKで

 オレンジ通りで飲み屋など営業する店主らが20日夜、雑居ビルで初の合同防火・避難訓練を行い、年末年始にかけて火事がないよう防火意識を高めた。
 今月末まで展開している歳末警戒の運動として、忘年会やXマスシーズン入りで居酒屋や飲み屋など繁華街は不特定多数の出入りが多くなることから防火意識の向上のためビル管理者、飲み屋のオーナーやスタッフら23人が参加した。
 オレンジ通りのソシアルビルとNKビルの2班に分かれて行われビル内で火災が発生したことを想定し、火災報知機の作動や防火扉の確認、消火器の使い方など初期対応などを訓練した。
 稚内消防本部総務予防課は「今年11月には火災で高齢者2人が亡くなっています。スナックなど何軒も入るビルで火災が発生した場合に初期対応を誤ると危険リスクが高まります。今回訓練した内容を再び店で確認し火災が起きないようにしてほしい」などと呼びかけていた。