夢加手で手話習う 東小3年生 高橋花さん 祖母と一緒に
手話サークル「夢加手」に入会したばかりの東小3年生の高橋花さん(9)が、会員らに教わりながら「少しずつだけど面白い」と手話の上達を目指している。
80代まで約20人が在籍する夢加手は毎週火曜日夜、勤労者会館で活動している。花さんは祖母の京谷由紀子さんと一緒に今夏サークルを見学した高橋さんはすっかり手話が好きになり、11月から最年少メンバーとしてサークルに加わった。大人に混ざりながらろう者と会話ができるよう「あかさたな」など50音の手の動きや挨拶など日常的な言葉を学んでいる。
会員が10人ほど集まった夜、最年長メンバーの金田一京子さんに手話を教わっていた高橋さんは「難しいことが多いけど、頑張って覚えたい」と笑顔を見せ、祖母と一緒に練習する娘を見ていた母親の綾香さんは「帰宅するといつもサークルで学んだことを話してくれます。楽しそうにしているので頑張ってほしい」と目を細めている。
代表の角田誠次さんは「大人の中に混じって勉強するのは緊張すると思いますが、ゆっくりでいいから一つひとつ覚えてほしい」とエールを送っていた。