人手不足、賃上げ解決に向け 連合宗谷・稚内 河原会長が抱負

 連合宗谷・稚内の会長に就任した河原史敏氏(38)は「連合の役員としては3年目ですが、事務局長や組合員と協力し、労働に関する課題解決に向け努力して行きたい」と抱負を語った。
 河原氏は興部町出身で旭川教育大学卒業。平成21年には港小などで教鞭を取り、その後は北教組宗谷支部書記長として勤務し、連合では副事務局長など担ってきた。
 市町村の首長らと話す中、道内はもちろん管内の課題として人手不足が深刻であることに触れ「働きたい人は沢山いるが、働き手と事業者の間でミスマッチがあることが問題」と話していた。
 「困っている人の役に少しでも立てたら」との使命感を持ち、会長に立候補した河原氏は、来年の春闘や労働者の祭典であるメーデーに向け、連合が物価高騰など踏まえ掲げる5%以上の賃上げ要求などに取り組んで行きたいとし「組合員だけでなく働く上で困っている一人ひとりと向き合いたい。何かあったら連合に相談して欲しい」と話していた。
 趣味は高校から続けてきた吹奏楽で、クラリネットパートで稚内吹奏楽団に所属。「楽団の方々には良くして頂いています」と。

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