ロシア貨物船など取り締る 密輸防止 税関、警察、海保合同で

 稚内税関支署は13日末広埠頭に入港したロシア籍の貨物船の船員や荷役業者を対象に密輸防止の啓発活動を行った。
 15日まで展開している年末特別警戒期間に合わせ、不正薬物、テロ物資関連の密輸防止の取り締まりの一環として、税関、稚内署、稚内海保の3機関合同で行った。
 13日、氷点下5度以下の凍てつく寒さの中税関支署の職員らが、船員と接点のある荷役業者に対し船員から物をもらっていないかなど聴取し、不審な情報の提供など求め、船員には申請された輸入品以外に所有している物がないかなど聞き取りした。
 宍戸稚内税関支署長は「物理や人の動きが活発になる年末に向け密輸防止のため、取り締まりを強化して行きたい」と話していた。