市議会一般質問 休止のショートステイで市長「再開努力」と 非課税世帯への給付は今月末
市議会は7日、一般質問が行われ、相内玲子、近藤文恵、安藤秀明、田端かがり、森敬四郎、平尾護さんの6議員が質問に立った。
相内議員(志政会)から特養老人ホーム富士見園で介護専門職の人手不足により今月からショートスティ(短期入所生活介護)の事業内容を変更し、長期入所者の空きベッドを活用した空床利用型に受け入れを切り替えることでの対応を問われた工藤市長は、12月の利用予定していた人は45人おり、連絡を受けた時点で1ヶ月の猶予しかなく緊急協議した結果、近隣の特養が提供しているショートスティ、宿泊サービス利用できる小規模多機能型居宅介護、通所介護や訪問介護などの在宅サービスに切り替える一方、医療依存度の高い方は医療機関への入院などに調整したことと説明。ショートステイの再開に向けては「必要な基準を満たせるだけの人員確保に関し残念ながら即効性のある解決策がないのが現状。一日も早く再開できるよう介護人材の確保に関し事業所、関係機関とともに取り組んでいきたい」などと述べた。
ごみ減量化の取り組みとして稚内市分別ガイドブック更新に伴うスマホ、タブレットでのアプリ導入の考えへの質問に対し、市長は「新しい情報を手元で受け取れるため必要性を強く感じている。地区の収集日、捨て方を迷うものは手元で簡単に検索できるなど冊子では実現できない形の情報提供であり、LINEなどのアプリを活用した情報発信に取り組んでいきたい」と答えた。
近藤議員(公明党)から国による物価高騰対策で住民税非課税世帯への1世帯7万円の給付金の支給時期を問われた市長は「関係する予算は追加提案させて頂いた。支給については本人の申請が不要な形を想定し、予算議決後、速やかに支給対象となる方へ通知文書を送り今月末からの支給を予定している」と答弁した。