時の話題 「懲りない面々」

 加齢による健忘もあるのだろう、この一年何があったのか直ぐに回顧できない。世界的にはロシアとウクライナとの戦争は続き、ついこの間からは元々きな臭いイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区との戦争が始まりガザの人達が次々と病院に搬送される光景、なかでも赤ん坊や子ども達の息絶え絶えの様子に胸が痛む。
 同盟国イスラエルに戦争中止を積極的に進言しない米国大統領に嫌悪の念を抱き、国連のグテーレス事務総長も惨状を伝え早期の戦争集結を訴えるも歯牙にもかけないイスラエルとハマス。1週間ほどの停戦も何のことはない。移動先のガザ南部に集中砲火を浴びせるイスラエル。日本はじめどこの国も「人道危機…」とコメントするも生温い。休戦しなければ「国連軍を派兵する」など啖呵を切ったらどうなのかね。
 昨年10月の自民党総裁選で当時の二階自民党幹事長を事実上更迭し、その潔さに拍手喝采を送られた岸田総理だが、防衛増税・住民税減税という相反する政策を打ち出し国民にそっぽ向かれ内閣支持率20%かすかすに。その上、自民党派閥の政治パーティー益金のキックバックに加え政調会長時代に会見した米国下院議会議長の横に旧統一教会の御偉も。ここに来て次々と醜聞が暴き出されている。
 稚内は―と言えば何事もないように見えるが、実のところ水面下での策動があるやに聞く。コロナ禍後の経済を中心にした回復を図らねばならないのに一体感を喪失しているかのようである。
 世界も日本も稚内も懲りない面々が徘徊しているようである。

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