ウニ風鈴作り伝授 木村さん 観光ボランティア会員ら教わる

 凧作りなど創作意欲が活発な木村巧さん(86)=西浜4=が5日午後、自宅横の工房で旅行らに旅の思い出としてプレゼントしているウニ風鈴の講習会を開き、稚内市民観光ボランティア会員らが作り方を教わった。
 木村さんは観光シーズンの夏場、稚内など宗谷地域の名産品を全国に知ってもらいたいとの思いからウニの殻を活用した風鈴を20年以上前から制作しており、多い年で年間1000個を作って道内外の旅行者にプレゼントしている。
 今回は木村さんと一緒にウニ風鈴を旅行者に贈っている観光ボランティアガイド会員の金田一京子さん(82)ら6人と、市社教の女性職員2人の8人がウニの殻の清浄方法から殻の付け方などを習った。
 木村さんは「こつこつ1人で作ってきましたが、沢山の方々とウニ風鈴を作れて良かった」と笑顔を見せ、ボランティア会員たちは「稚内に来て頂く旅行者に少しでも思い出になってくれれば嬉しい」などと黙々と作業を続けていた。