早くも30㌢の大雪 稚内市 きょう未明から重機出動
冬型の気圧配置となった稚内は、2日朝までに30㌢前後の雪が降り、市街地で今冬2回目となる一斉除雪が行われた。
稚内地方気象台によると、稚内上空に雪雲が通過した影響で1日午後4時過ぎから稚内は雪の降り方が強まり2日朝まで開運で27㌢声問33㌢、沼川20㌢の雪が降り、今冬一番の大雪となった。
2日午前9時現在の積雪は開運25㌢(平年値8㌢)、声問23㌢(同7㌢)、沼川26㌢(同17㌢)。
2日未明から除雪業者が幹線道路や住宅街に積もった雪をブルドーザーやロータリー車など重機で取り除き、市民は自宅周辺の雪掻き作業に追われていた。
「冷え込み声問川結氷 暖気入る来週融けるか」
氷点下5度を下回る厳しい寒さが続いたことで声問川本流の結氷が始まった。
例年であれば毎年12月中旬から結氷が始まるが、季節を1カ月ほど先取りした格好で11月30日以降は氷点下5~6度まで冷え込んでいる影響で、声問市街地から空港に向かう市道の白鳥橋より上流に向かう川面の結氷が進んでいる。
2日は声問は氷点下5・5度まで下がったが、稚内地方気象台の週間予報によると、3日以降はプラス気温となり、4日~6日までは最高気温が8度まで上がる予想で、声問川の結氷は融けそうだ。
毎年、声問川で氷上釣りを楽しみにしている市民は「ここ数年の冬の始め頃は氷ったり融けたりを繰り返し、釣りが出来るのは年明け以降になる」と話していた。
「ノシャップには防雪柵 抜海港線PG駐車場前」
道道抜海港線のノシャップPG駐車場前で吹雪の交通障害を防ぐための防雪柵が取り付けられた。
ノシャップ地区は冬になると日本海から吹く強風により地吹雪などで視界が悪くなることから、毎年この時期から春の雪融けシーズン前までドライバーの視界を守る防雪柵が設置されている。
防雪柵は延長200㍍ほどあり、稚内建設管理部から作業を請け負った大信建設が1日までに取り付けを終えた。
「あす寒さ緩む」
稚内地方気象台によると、2日午前の最低気温は開運氷点下1・6度、声問氷点下5・5度、沼川氷点下6・6度まで下がった。
3日は曇り。冬型の気圧配置は緩み気温は最高1度、最低0度を予想している。