内航船員確保に海事講座 運輸支局主催 先生4人参加

 北海道運輸局旭川運輸支局は28日午後、ハートランドフェリーで中学生教員を対象に海事講座を開き、先生達はフェリー見学を通じて海の仕事に理解を深めた。
 海運業を支える内航船員の高齢化が進み、将来的に船員不足が懸念されることから若年内航船員確保推進事業として、生徒指導に役立てもらうべく開かれたもので、潮見が丘中と宗谷中の教員4人が参加した。
 ハートランドフェリーの航海士らの案内で教員は最大550人が乗船可能な「ボレアース宗谷」(3578㌧)の機関室や甲板客室、操舵室などを見学した。合羽井享旭川運輸支局次長は「船員の仕事を先生に理解してもらうことで、子ども達の進路指導に活かしてほしい。少しでも船乗りの方々の生活を知ってもらいたい」と話していた。