宗徧流で炉開き茶事 林宗務宅で営まれる

 26日、茶道宗徧流の炉開きの茶事が営まれ林宗務宅に集まった8人のお弟子さんは炭火に点ける炭点の儀式に臨み会席料理に舌鼓みを打つなどし味わい深いひと時を過ごした。
 炭点の席には江戸時代後期の青木木米直筆の「かまだしの図」の軸が掛けられ会席を終えた中立ち後の席には由緒ある「壺中日月長」に代えられ林宗務先生のお点前で濃茶と薄茶をいただいたお弟子さんは、隣室に飾られた葉牡丹の花ぶりと香りに酔いながら時代ものの茶道具の数々に触れるなど幽玄な一時を過ごしていた。