枕崎市から観光功労章 千葉氏 10年余の活動評価され

 稚内市と友好都市関係にある鹿児島県枕崎市との観光振興などに尽力したとして、稚内市議会議員の千葉一幸さん(48)に枕崎市から観光功労賞が授与された。10年余りに亘る活動が認められたもので、千葉さんは「これからも互いの街が交流を更に深めることができるよう私なりに活動していきたい」と思いを語った。
 飲食業の仕事に関わっている千葉さんは両市が、最北端と最南端の駅舎がある縁で友好都市を締結した平成24年以降、稚内はコンブ枕崎市はカツオなどの互いの特産品を活かし男女の出会いの場を提供したキタコンの開催(平成26年~28年まで3回)、稚内での〝ぶえん鰹〟の普及、薩摩酒造の芋焼酎「さつま白波」の稚内販売のための白波会設立など稚内と枕崎市と交流事業に貢献した。
 枕崎市を訪問した先週17日、枕崎市観光協会の揚野卓郎会長から「両市の友好関係の絆を深めるための活動に感謝したい。これから更に友好を深めるためよろしくお願いします」と祝意を伝えられ表彰状を受け取った千葉さんは「私1人が受賞したのではなく、色々な人たちの支えがあったからこそ活動を続けてこれました。これからも稚内と枕崎両市が更に発展するため頑張っていきたい」と話していた。
 観光功労賞を受けた千葉さんは21日に枕崎市との交流事業を進める稚内コンカツプロジェクト推進協議会会長の工藤市長の許を訪れ受賞報告する。