解除されるもまた警報 宗谷岬で28㍍の強風観測

 暴風、波浪警報が発表されている稚内で、17日夕方から18日にかけて30㍍近い強風が吹き、海が大シケになるなど大荒れの天候となった。稚内地方気象台は夜まで引き続き30㍍以上の暴風、高波などに警戒を呼びかけている。
 前線を伴い発達した低気圧の影響で17日から東風が強まり、宗谷岬で28・1㍍、声問23・7㍍、開運21・8㍍の最大瞬間風速を観測。波は4㍍以上と高く、18日の利尻航路は全便欠航し、漁港外に設置されている消波ブロックや前浜には白波が押し寄せ、水しぶきを上げていた。
 低気圧は遠ざかり18日未明に警報から注意報に切り替わったが、サハリン付近にある別の低気圧の影響で再び警報が発表され、夜まで陸上と海上ともに最大瞬間風速は35㍍に。波は6㍍と高い予想となっている。
 稚内市(総務防災課)によると、18日午前10時まで暴風による被害報告はない。

「32㌢あった積雪ゼロに」
 17日、稚内地方気象台の観測計付近の雪がすべて融け、積雪ゼロになった。
 今月10日夜に初雪が降り、翌11日に17㌢、12日に16㌢の雪が降るなど、積雪が32㌢に達した。
 寒気が抜けた15日以降、最高気温は5度前後まで上昇し17日は平年より4度以上も高い9・3度まで上がったことで午後4時頃、積雪がゼロになり、芝生が露になった。
 週間予報によると、週明けから気温は平年よりかなり高い日が続くが、24日は最低気温で氷点下4度を予想し冬の寒さが戻る。

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