手話で「宗谷岬」を披露 夢加手 結成40周年を記念し
創立40周年の手話サークル「夢加手」が11日、記念事業として宝来2の禅徳寺で市民ら60人を前に宗谷岬の歌を手話で披露した。
40年以上前、稚内市福祉事務所に高校生から「手話を勉強したい」という電話があったことをきっかけに、当時事務所に市職員として勤めていた角田誠次さん(のちに代表)らが中心となって手話の勉強を数年続けたあと1982年にサークルを結成。現在は小学3年生~82歳までのお年寄り約20人が週1回、勤労者会館で活動している。
40周年を迎えた昨年に記念事業を予定していたが、コロナ禍で延期し手話教育を守る教師の姿を描いた映画「ヒゲの校長」の上映あと、サークル会員が「流氷とけて 春風吹いて ハマナス咲いて」との「宗谷岬」の歌詞を手話で表現した。
角田代表(70)は「手話を広めるため今までやってきたことを継続してやっていきたい」などと40年間の思いと今後の語り、メンバー最年長の金田一京子さん(82)は「会が発足した当時から手話を続けていますが、今も色々、勉強になることが多くあり楽しい活動です」と話していた。