赤れんが通信所公開 あすも10時~15時
稚内市歴史・まち研究会が管理する恵北の稚内赤れんが通信所が21日、一般公開され、市民らが歴史ある建造物を見学した。22日は午前10時~午後3時まで公開される。
一般公開されたのは7月以来、3ヶ月ぶりで、訪れた市民や歴史好きの人たちが紅葉で色付いた周辺の景色を堪能しながら今年夏の改修で一部の窓修復を終えたB棟内部などを見学して回った。
仕事の関係でこれまで一般公開に来れず、今回念願叶って訪れることができたという市内の60代男性は「貴重な建物で、稚内の歴史的な物であり宝だと感じました。ずっと残してほしいという思いを強くしました」と話していた。
一般開放以外の日にも予約があった場合、道内外の赤れんがファンの案内役を務めている恵北に住む歴史・まち研究会副会長の熊田要二さん(82)は「今年は小笠原の父島からも来ていただきました。歴史的に価値がある赤れんが通信所を今後も多くの人たちに伝えていきたい」と話していた。