一日も早い全線開通を 士別・稚内高規格道路 市長がフォーラムで力説

 士別市~稚内間の高規格幹線道路の早期完成を願う「北・北海道高速フォーラム」が名寄市で開かれ、関係者が一日も早い全線開通の思いを一つにした。
 北海道縦貫自動車道士別市~稚内市間は名寄美深道路(名寄IC~美深IC)22・8㌔、豊富バイパス16㌔、更喜苫内防雪18・7㌔などが開通し、9月21日には天塩防災(13㌔)の幌延~元町間1・8㌔が部分開通している。
 フォーラムに出席した600人余りを前に国道40号名寄稚内間整備促進期成会会長の工藤市長は、名寄~稚内間に関し音威子府バイパス、天塩防災事業が今も整備が進められていることなどを触れた上で「この区間には未整備区間もまだ複数ある。これが全部揃わなければ道北の全ての人達が恩恵を受けることができない」とし、「道路環境が改善されてこそ、冬でも安心して住民の命を守ることが出来る。是非思いを皆さんと一つにし、道北の高速化の早期実現に向け、これからしっかり取り組んでいきたい」などと挨拶した。
 和泉裕一名寄市病院事業管理者が「北北海道の地域医療と高速交通~道路事情が地域医療を左右する」と題し基調講演、藤田健慈名寄商工会議所会頭が地域としての提言を行った。

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