時の話題 「ふれあいランチ」

 南地区の人口増に伴い作られた町内会が創立数十年という節目の年を迎え記念式が開催されている中、町内会活動の停滞どころか意欲的な白樺町内会の〝ふれあいランチ〟事業には感心した。
 75歳以上のお年寄りに東中と東小の子ども達がお昼時に届けたのは中味を見てないが幕の内弁当なのだろう。開会式までやる念の入れようで、ランチを配る町内会の役員に加えこの3年間は休止していた配り役の児童生徒の参加も復活し、そこには東小学芸会を見てきた東中の校長先生も駆け付け柴田芳久会長の挨拶に続き子ども達を励ます挨拶をした。
 「できるだけ温かい弁当をお届けしたい」(前市議の中尾事務局長)と準備万端待っている中、11時半にコバヤシフーズの作った弁当が町内会館に届き、事前に書いていた配付先へのメッセージを添え、役員と子どもがペアになり車で出発。役員は弁当ならぬ〝手弁当〟だ。
 1台の車の後を追いかけ喜ぶお年寄りと配った子どもの姿を撮したのが昨日の写真で、善行した子どもばかりでなく贈られた高齢の夫婦の嬉々とした様子に町内会活動の神髄を見る思いがした。
 葬儀のためでなく地域住民が喜ぶような活動をするのが町内会の本来持つ役割とはいえ何をするにも段取りしなければならず、ふれあいランチも何回と集まり手順など決めたに違いない。
 どんなイベントも縁の下の力持ち的な人達がいなければ実行できず、善行の陰に人知れず努める裏方さんがいること私達は忘れてはならない。
 ご苦労さまでした。